31 Aug 2019
こんにちは!
せりえ鍼灸室 江橋恵子です。
涼しくなって嬉しいような、少し寂しいような…
夕暮れが早まり、なんだか夏の終わりを感じますね。
東洋医学では、昔から春・夏・梅雨・秋・冬の時期で弱まる臓器が決まっています。
これからの「秋」の時期には、肺、呼吸器系が弱まると考えられています。
東洋医学での肺の働きが正常であると、呼吸は深く、ゆったり行われ、全身の気が充満している。
発声もつやがあり、力強いとされていますが
正常でなくなると、呼吸の異常(喘息のような症状、発作、痰の停滞)や
発声の異常(か細い、枯れ声)などが起こると考えられています。
肺の症状だけではなく、秋になると乾燥が始まります。
乾燥が始まると、体内での水分を多く消耗するようになります。
そうすると口や鼻が乾き、喉が渇いて水分をいつもよりも多く摂取したくなります。
又、皮膚のうるおいが低下するため、カサカサしたり
皮膚の乾燥が強い場合は、ひび割れが起こる方もいます。
皮膚だけではなく、毛髪にもうるおいがなくなり、まとまりにくくパサパサが気になり始めます。
上記のように、肺、皮膚、乾燥は密接な関係性を築いています。
マッサージにより皮膚の状態を整えることで、皮膚から毛髪までうるおいが増していきます。
そうすると、経絡(=ツボの流れ道)を利用し、肺に気が充満していきます。
気の流れがよくなることで、肺の症状も落ち着き、呼吸が深くなり、首肩、背中の緊張もほぐれていきます。
秋にむけてのこの時期は全身のマッサージがおすすめです。
ツボの流れ道を利用し、体調を整えましょう!